AIが見つけたもの、見つけられなかったもの
Excelのいちばん最後のシートを開いてください。「確認が必要なもの」が10件前後、並んでいるはずです。
読んでみると、けっこう鋭いことを言っています。
- 発注書の単価とインボイスの単価が違う
- インボイスに書かれた当社の税コード(MST)が1桁違っている
- 銀行にあって帳簿に無い入金がある。しかも相手先が分からない
- 経費の表に、費用でないもの(仮払)が混ざっている
- 同じ証憑番号が2回出てくる
これを全部、手で拾うのは簡単ではありません。
それでも、いちばん大きい払いすぎは入っていません
このリストに入っていない払いすぎが、まだ1件あります。しかも、挙がっているどれよりも金額が大きいです。
なぜ見つからなかったのか。AIのせいではありません。あなたが納品書を渡していないからです。
今日渡した14ファイルに、納品書は1枚も入っていません。 「いくら請求されたか」は分かっても、「実際にいくつ届いたか」は分からない。だから請求どおりの金額が、正しいものとして表に載っています。
AIが見つけられる範囲は、あなたが渡した資料の範囲までです。
渡していない資料のことは、AIには分かりません。そして、黙って見つからないままになります。
金額はここでは言いません。A2で、納品書を足して、あなたが自分で見つけます。
だからこの教材は、2つのことを教えます。
- こうやって働かせる(A編・B編の前半)
- 何を渡し、出てきたものをどこで疑うか(A2・A3、そして各回の「結果の見方」)
2つ目のほうが長いです。 今日見てもらったものは、そこまで行くための入口です。
この章のまとめ
AIは、資料を渡せばここまで出す。ただし、渡していない資料のことは分からない。