結果の見方
このファイルには、表の作り方の誤りが5つ入れてあります。金額そのものの誤りは1つも入れていません。 5つとも「数式と表の組み方」の話です。
(1)見出しと数式が食い違っている
給与計算表の残業の列は「1日あたりの時間」という見出しです。ところが、元になっている勤怠シートの同じ列は「月の合計時間」という見出しです。同じ数字に、2つの見出しが付いています。
数式は月の合計として単価を1回だけ掛けているので、勤怠シートのほうが正しいと分かります。そして値は最大 20——1日20時間は成り立ちません。
(2)定額で決めたものに率を掛けている
Thiet lap シートには「食事手当=1日あたり 30.000 × 出勤日数」と書いてあります。ところが数式は 基本給 × 5% です。設定シートの 30.000 を、どの数式も参照していません。
同じ26日出勤でも、こうなります。
| 数式の結果 | 決めごとどおり | |
|---|---|---|
| NV02(基本給 32.000.000) | 1.600.000 | 780.000 |
| NV05(基本給 9.500.000) | 475.000 | 780.000 |
同じ日数だけ働いて、食事手当が3倍以上違います。 そして合計は 7.550.000 と 7.680.000 で、差はたった 130.000 です。 合計だけ見ていると気づけません。
(3)数式の列に手で打った値が混ざっている
NV09 の日数按分の欄だけ、数式ではなく 11.700.000 と打ち込まれています。数式なら 11.000.000 です。差は 700.000。
このセルは、出勤日数を書き換えても動きません。来月このファイルをコピーして使うと、ずっと同じ値のままです。
(4)合計が最終行を見ていない
総支給の合計だけ、範囲が最終行の1つ手前で止まっています。7月から入った NV10 の 13.125.000 が入っていません。
(5)参照がずれている
部門別集計の集計範囲が1行下にずれていて、先頭の NV01(18.900.000)が落ちています。さらに振込一覧では、NV06 の1行だけが前月のシートを指したままで、7月の 11.675.000 ではなく6月の 10.300.000 が入っています。