落とし穴
合計だけ見て「合っています」と言われる
この回でいちばん重い失敗です。 合計行と明細の合計は一致しています。合計だけ見れば、この集計表はきれいです。二重は明細を見ないと出てきません。
「合計が合っているか」と「明細が正しいか」は別の確認です。両方書かせてください。
控除できるかどうかを、AIが結論する
問題のある1枚について、AIは「控除できません」あるいは「問題ありません」と書くことがあります。どちらも、この回では出してはいけない結論です。 印を付けて人に返します。
前月比の異常値を、理由ごと作られる
「季節要因と考えられます」「一時的な増加と思われます」——資料に無い理由です。 説明がつくかどうかは、資料を見て決めます。つかないなら「つかない」と書かせます。
申告書そのものを作らせる
「この集計表から申告書を作って」と頼めば、それらしいものが出てきます。出せません。 出すのはソフトと公式システムで、そこに入れる数字が正しいかを確かめるのが、この回でやったことです。
税率や期限をAIに聞いて、そのまま使う
ここが一番危ないところです。 税率・控除の要件・提出期限は法令が決めます。AIは古い情報や、存在しない条文を答えることがあります。現行の法令の原文で確認してください(B10)。この教材の10%は、演習資料の設定にすぎません。