質問3「どれだけ時間が減るのか」
ここは、あなたにしか答えられません。 ただし、ストップウォッチで測る必要はありません。
必要なのは次の2つで、どちらもすでに手元にあります。
- 今その作業にどれくらいかかっているか。 自分の業務なので、測らなくても分かります
- 練習で、AIがどこまでやったか。 ここまでの8レッスンで見たとおりです
この2つから、次の形の見積りを作ります。時間の削減だけを書かないのがコツです。
| 作業 | 今かかっている時間 | AIが肩代わりできそうな部分 | 新しく増える確認 |
|---|---|---|---|
| 支払依頼書のチェック | 1件あたり◯分 × 月◯件 | 金額・MST・添付の照合 | 挙がった不備を原本で見る |
| 部門別経費の集約 | 月◯時間 | 形式を揃える・表にする | 経費でないものの判断 |
| 残高確認書の作成 | 期末に◯時間 | 様式への差し込み・一括作成 | 送付先の確認・文面の目視 |
「新しく増える確認」の列を空欄にしないでください。
削減時間だけを出すと、「では経理は減らせるのか」という話に流れます。そうではありません。AIがやるのは候補を出すところまでで、確定は人間がやる。 その仕事が新しく増えます。この列があることで、話が正確になり、あとで「思ったより減らない」と言われずに済みます。
答え方の例
「支払依頼書のチェックは、いま1件15分ほどかかっています。金額とMSTと添付の照合はAIに任せられそうで、そこは数分になると思います。ただし、AIが挙げた不備を原本で確認する作業が新しく要ります。合計では半分くらいになる見込みですが、やってみないと分かりません。まず1か月試させてください。」
断定しないほうが通りやすいはずです。 効果を大きく見せると、次に必ず検証を求められます。
質問4「何を入れないと約束するのか」
この章の「1. 入れないもの」の表を、そのまま自社の言葉に直して出してください。
約束できることを具体的に書くほうが、話が通りやすくなります。 「気をつけます」では約束になりません。