目的
自分が作っていないExcelを、承認する前に確かめます。
経理には、自分で作っていない表が毎月届きます。前任者から引き継いだファイル。会計事務所や給与計算サービスから納品されるファイル。他部署が作って回してきたファイル。
これらには共通点があります。中の数式を、あなたは見ていません。
見た目は整っています。合計欄もあります。だから、そのまま承認印を押してしまいます。
この回でやるのは、押す前に通す手順を1本決めることです。
これは委託先を疑う話ではありません。
部下が作った表にも、委託先が作った表にも、自分が作った表にも、同じ手順を通す——という話です。
承認するというのは「中身を見た」という意味なので、見る手順が要ります。
もう1つ、この回には入口があります。開いてもよく分からないファイルの、全体像を先に把握することです。今回の資料はシートが9枚あります。どれが本物で、どれが前の月の残りなのか、開いただけでは分かりません。そこもAIに教えてもらいます。
使う資料

| シート | 中身 |
|---|---|
Bia | 表紙。作成者・納品日と、シートの目次 |
Thiet lap | 会社が決めた値(基準日数・残業単価・食事手当の1日あたり額) |
Cham cong | 勤怠(出勤日数と残業時間の元データ) |
T07-2026 | 7月の給与計算表。これが本体 |
T06-2026 | 6月の給与計算表(締め済み) |
Phu cap | 手当の表 |
Tong hop bo phan | 部門別の集計 |
Chuyen khoan | 銀行振込の一覧 |
Ghi chu | メモ |
保険料と所得税の列は空です。 委託先が別のシステムで計算しているという設定で、この回では扱いません。
料率も税額も、この回には出てきません。 見るのは、表の作り方だけです。
