3件とも、やることが違う
ここがこのレッスンの本体です。 同じ「差」でも、処理はまったく違います。
(1)銀行手数料 330.000 — 帳簿に計上する
会社の計上漏れです。銀行が正しい。判断は要りません。
(2)未処理の支払 88.000.000 — 何もしない
会社は6月29日に支払を起こして帳簿に載せましたが、銀行の処理が翌月になりました。帳簿は正しいので、消してはいけません。 翌月の明細に出てきて、そこで消えます。
(3)送金元の分からない入金 45.000.000 — 決まらない
誰からの入金か分からないので、この時点では何も計上できません。 できるのは次のどちらかです。
- 銀行に照会して、送金元の名義を出してもらう
- 心当たりのある得意先に確認する
「たぶんあの得意先だろう」で売掛金の回収に振ってはいけません。 相手が違えば、その得意先の残高が狂い、次のB2(残高確認)で差として跳ね返ります。
差が分かった=終わり、ではありません。
3件のうち、1件は帳簿を直し、1件は何もせず、1件は外に聞くまで決まりません。